お沼地

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ベトナム製「チロルチョコ」の話題

ー実は"ちょっと"違うのよシリーズー

前座の話題

 「チロルチョコ」、日本で販売されているチョコレートのなかでは特に安い製品。所謂「駄菓子」の範疇に入るだろうか。

 そんなチロルチョコなのだが、遂に新工場が稼働を開始した。

…「ベトナム」に。

!?

ベトナム製と日本製のチロル

 意外とスルーされがちな食品表示をじっくり見ると「原産国:ベトナム」と記載がある。この記載があるチロルチョコは、ベトナムの新工場で製造されている。(アソートパック系は"TIROL CHOCO VIETNAM"で製造された特定のラインナップがある旨が記載されている。なお、日本の工場は福岡県田川市松尾製菓である。「加工所」は、最終加工地を示すもので最終パッケージ工程を松尾製菓で行っていると推測する。)

 ここからは、ベトナム製のチロルチョコと日本製のチロルチョコを比較する。

(上:ベトナム製・下:日本製)

 個包装のパッケージはほとんど違いがない。しかし側面を見ると微妙な形状の違いが見て取れる。チロルチョコ「ミルク」は、他の製品とは異なり台形天面上下の角が丸められた形状をしている製品。しかし、ベトナム製ロットではその特徴が見受けられない。

 そして天面のデザインも異なる。

 ちなみにベトナムの工場において製造されているチロルチョコは、「ミルク」・「ビス」・「アーモンド」の10円サイズのみ。そして、三種は全く同じ"TIROL"と大きく書かれたモールドデザイン。つまり、松尾製菓のように「ミルク」専用のモールド型が用意されていないと考えられる。

余談

 比較対象の日本製ロットは、ダイソー限定で流通した「ベストチロルアソート」に含まれていたものである。これは、ベトナム製ロットの流通が開始した2024年以降で珍しく日本製ロットが流通した事例である。